奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。
8月に奈良県立奈良南高等学校の生徒を2名受け入れて実施したインターンシップでは、安全管理についてKY活動の必要性ということで、なぜ安全管理が大切な業務なのかを説明しました。
■8月2日と3日に奈良県立奈良南高等学校とのインターンシップを実施しました。→https://8-nakamura.co.jp/2022-08-05/
工事現場だけでなく、人はつい“うっかり”したり、“ぼんやり”したりすることがあります。このような行動は通常の慣れた業務で起こりやすく、人為的ミスにつながって事故や災害の原因になることがあります。職場で起こりうる災害を未然に防ぐための活動を危険予知活動、つまりKY活動と呼ばれており、KYとは、危険(キケン)のKと予知(ヨチ)のYからつけられています。
KY活動は次のステップで行われます。
厚生労働省の令和4年業種別事故型別労働災害発生状況(6月末累計)によると、建設業でもっとも多い災害は墜落・転倒になっています。年代にみると、60代がもっとも多く、2番目は40代、3番目は50代、4番目は20代の、5番目は30代の順となっています。労働災害を防ぐためには、危険を予知したうえで立てたトラブル防止策を職場全員で共有し、一人ひとりが実行することが大事になりますね。
■厚生労働省の職場あんぜんサイトによる労働災害発生速報はこちら→https://anzeninfo.mhlw.go.jp/information/sokuhou.html
厚生労働省による「労働災害原因要素の分析(平成22年)」によると、人の不安全行動に関わるものが96.4%を占めており、労働者の不安全な行動により労働災害が起こることが分かります。
■厚生労働省の職場あんぜんサイト→https://anzeninfo.mhlw.go.jp/#
ヒューマンエラーを引き起こす原因は、次のことが挙げられます。
などが挙げられています。
労働者の不安全行動の他にも、機械や物の不安全状態(事故が発生しうる状態、また、事故の発生原因を作り出されている状態)があると考えられています。厚生労働省では、様々な場面で発生するヒヤリ・ハット事例をイラスト付きで紹介しているので、事例を参考に、現場ではどのような危険が潜んでいるかを予知し、安全対策を取ることができます。
■厚生労働省の職場あんぜんサイトによるヒヤリ・ハット事例はこちら→https://anzeninfo.mhlw.go.jp/hiyari/anrdh00.htm
KY活動の基本は職場全員で行うことです。経営者はもとより、現場所長から職人一人ひとりがそれぞれの持ち場の職責において、任務と役割と責任を果たすということが必要不可欠です。理想的な安全衛生活動とは、管理者側の管理体制や指示、ハードウェアおよびソフトウェアの対策の管理活動と一般職員が行うKY活動により、大きな成果が期待できます。
KY活動は建設業だけのことではなく、どの職場にも必要な活動です。これから社会にでる高校生と一緒に、安全に責任をもって仕事をする重大さを共有することができました。
■労働災害全体の4分の1が転倒災害です。Stop!『転倒災害』→https://8-nakamura.co.jp/2022-02-21/
■今日からできる腰痛対策→https://8-nakamura.co.jp/2022-02-25/
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