奈良県をはじめ大阪・京都・神戸など関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。
奈良では、「お水取りが終わると春がくる」と言われているぐらいお水取りは生活に根付いています。二月堂の廊下を大きな松明が走るのがお水取りと思っている人も多いですが、実は東大寺二月堂で開催される「修二会(しゅにえ)」という法会の中の一行事で、正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」と呼ばれています。
「修二会(しゅにえ)」は、11人の僧侶が二月堂の本尊である十一面観音菩薩に賛美礼拝を重ね、人々の代わりにあらゆる罪を懺悔して、国家の安泰や五穀豊穣などを祈ります。
3月1日から2週間にわたっておこなわれ、3月15日未明に無事に終わりました。
お水取りが明けて開催されるのが「だったん帽いただかせ」という行事です。これは、修二会の行を務めた練行衆(れんぎょうしゅう)の方々が炎の行「達陀」で被っていた帽子をお子様たちに被せ、健やかな成長を祈願するもの。
耳元では「身体健全に護らせたまえ」と菩薩様に祈りをささげます。帽子を被るのが嫌でむずかる子もいますが、3回目など常連の子もいます。今日は大人も被らせてもらいました。
NHKのニュースでも取り上げられていました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240315/2000082786.html
奈良時代から続く東大寺の伝統行事「修二会」で僧侶が使った帽子を子どもにかぶせて健やかな成長を願う「達陀帽(だったんぼう)いただかせ」が行われていますhttps://t.co/4imQm0FP8y#nhk_video pic.twitter.com/N7ZzsVavjb
— NHK大阪ニュース (@nhk_bknews) March 15, 2024