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人の思考特性と行動特性を考慮し、進めていく「プロジェクトマネジメント」

奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。

これまでに、中村社長は奈良女子大学工学部で行った講義の中で、プロジェクト管理方法の一つ「CCPM」の理論とプロジェクト進行中に潜む人間の心理についてお伝えしました。

■奈良女子大学で「プロジェクトマネジメント」について講義を行いました。→https://8-nakamura.co.jp/2023-08-18/

■奈良女子大学工学部での講義より-CCPMとパーキンソンの法則- →https://8-nakamura.co.jp/2023-08-21/

 

今回は、中村建設が実際に取り組んでいるプロジェクトマネジメント術をお届けします。

明確な目標と情報共有

中村建設では、実際に着工する前に書いているものがODSCシートです。これは現場の所長が作っています。

ODSCシート内容は、

  • プロジェクト名
  • 目的
  • 得るもの
  • 成功の基準
  • 会社に対して求める必要なこと
  • どのようなリスクが考えらるか

という内容を文章で書いてもらっています。

所長たちに書いてもらったものを完成させる前に全ての部門が集まって、会議をします。内容を揉んで共有し、サポートする側も関わってプロジェクトのODSCシートを完成させます。

 

メンバーの特性を理解する

プロジェクトを進めるには、人の特性を考えて管理をしていかないといけません。プロジェクトをするのは全て人になります。人が集まるとマイナスな感情が出てくることがあります。プロジェクトを任せる側は、極力、マイナス感情によるショートがおこならないようにそれぞれ違う特性を持っていることを理解しています。

 

エマジェネティックス-特性を理解する手法-

エマジェネティックスというものを中村建設は取り入れて研修を行い、それぞれの人が4つのうちどのタイプかを知り、相手の特性を理解するようにしています。

 

どんな考え方をする人で、どんな行動をする人なのかを考えてプロジェクトまで進めるとマイナス感情によるトラブルは避けることができます。色々なタイプの人がいることでプロジェクトを進めることができるのです。

 

中村建設は、この特性の比率の多い色で名札のパスケースを分けています。

 

例えば、黄色同士では「この資料をパパッと適当に作っておいて」で通じるが、緑と青の人にはこの指示では「いつまでに?どのように?」と?がいっぱいになります。青の人だったと思ったら「3日後までに20部作って」と言ったらきちっとやり遂げてくれます。逆に青の人は黄色の人を「何日までですか?何部ですか?」と聞き返してくれます。

 

プロジェクトマネジメントは、人が動かすプロジェクトにおいて、人の思考特性と行動特性を考えて進めていくことが、プロジェクトをスムーズに遂行することになります。どんなチームで進めていくのかが、会社の成果に影響を及ぼしています。

 

 

学生さんの感想

講義を終えて、学生さんに感想を書いてもらいました。

  • 周辺環境への配慮
  • 他人と補い合うこと
  • 人の特性を生かした環境づくり
  • ITとは違い、天候など自然を考慮をしたマネージメント力
  • ODSCシートを使ったPMについての理解が深まったこと
  • コミュニケーションの大切さ

など、一番多く寄せられた感想が、「人間関係」でした。講義を通して、プロジェクトを進めるために一番大切な「人との関わり」を感じてくださいました。

 

 

 

 

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