『Communication Forum2023』中村社長挨拶ー相互理解から始まる問題解決への糸口ー

奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設（株）のサチです。

これまでに中村建設の安全協力会会員企業などを対象にしたCommunication Forum2023を6月5日に開催したことをお届けしました。

■Communication Forum 2023開催！業界人の誇りを伝えよう〜すべての建設従事者へ〜→https://8-nakamura.co.jp/20230502/

■写真家　山崎エリナ氏が伝える「現場で働く一生懸命さがかっこいい！」→https://8-nakamura.co.jp/2023-05-12/

■魅力ある人が育つことを支援！　一般社団法人　和合館工学舎学舎長　東北工業大学名誉教授　今西肇先生→https://8-nakamura.co.jp/2023-05-15/

■6月5日開催『Communication Forum 2023』が奈良新聞に掲載されました。→https://8-nakamura.co.jp/2023-06-07/

■『Communication Forum 2023』が無事に終了しました。→https://8-nakamura.co.jp/2023-06-09/

今回は、フォーラムの様子から弊社代表取締役社長中村の挨拶と安全協力会会長を務める株式会社森村設備代表取締役森村彰博氏のご挨拶をお届けします。

建設業が直面する「2024年問題」

建設業を取り巻く問題は山積する中、来年3月から4週8休を進めなけらばならない、いわゆる「2024年問題」に直面しています。未だ対応できている会社は少なく、中村建設も対応が追い付ていません。

建設業に4週8休制度を取り入れることは、今までの建設業では有り得ない仕組みが法律で定められ、来年には実行されます。日本の産業を下支えする建設業も、ルールに従っていかなければなりません。

地方建設業は地域に根差しているからこそやらなければならないことですが、会社単独で実行に移すことが非常に厳しい。ただ、建設業の若者たちの担い手問題を解決する要因の一つとして考えられるのが、この“4週8休制度”です。古い体質と言われている建設業だからこそ、新しい変化に手を取り合って進んでいかなければいけません。

1社でできないことは、みんなで助け合っていけばいい。今回のこのフォーラムでは宣言したいと思います。ここに集まったみなさんと一緒にこの変化に立ち向かっていき、よりよい建設業界にしたいと思っております。

企業間を超えた取り組み

１社でできないのであれば、“諦める”ということではなく、1社1社が手を取り合って、集団となって進んでいかなければいけないと思います。特に、建設業は、一致団結して行わなければ、問題解決はできません。

取り組みの１つとして、今年度の新入社員研修を合同で行いました。この研修を通して、いろいろな学びがあります。みんなが協力しあえれば大手と遜色ないことができます。集団であれば、成果が出せるという自負を持ちたい。

まずは、お互いを知ることから始めよう

若い人たちに建設業というものがどういう位置付けで、どのように見られているかを考えたことがありますか？このフォーラムでは、それを考える機会にしたいと思い、各社の若い世代の方たちにご参加いただいています。

また、建設業は女性が少ない業界です。だからこそ、一般の人たちが建設業について考えてほしいと思っています。

写真家の山崎エリナさんは、建設現場をずっとカメラで撮っています。レンズ越しにどのように写っているのか、山崎さんの話を通して、“そんな魅力的な建設業だったんだ”と知る機会にしたいと思います。

今回は、イチゴを通じて、知り合いになった美容系の先生方にもお越しいただいています。建設ってなんだろう、道路はどうやってできるのか、物を建てるってどういうことかを知っていただきたいと思い、招待しました。建設業の方にとっては、エステに関わる方のことをよく知らないと思いますが、この場でお互いを知り、理解する場にしたいと思います。

建設業の魅力を知り、手を取り合って数ある問題を乗り越えていきたいと思います。