奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。
8月2日、3日に奈良県立奈良南高等学校の生徒を2名受け入れたインターンシップでは、現場実習や若手社員との座談会を通して土木と建築の違いについて伝えましたが、そもそも、どうして土木工事が必要だと思いますか?
今回は高校生のインターンシップを通して、土木と建築の違いって何だろう、どうして土木工事が必要何だろう?という疑問を深掘りしてみたいと思います。
大辞林(三省堂)第四版の大改訂によると、土木とは、道路・橋梁・鉄道・港湾・堤防・河川・上下水道など、あらゆる産業・経済・社会等人間生活の基盤となるインフラを造り、維持・整備していく活動と定義されています。
道路やトンネル、河川や橋、水道などのインフラ整備(社会資本整備)があり、私たちが生活するために必要な生活基盤を整備する工事のことで、厳しく気まぐれな自然のなかで、人間の存在領域をどう確保していくのか地方と地方はどのような連携構造を構築していくのかが関心事項になっていきます。
住宅・学校・病院などの建物を建築する工事のことで、人がいかに快適に暮らしていくのかが関心事項になっていきます。
蛇口をひねれば水が出る、スマホで動画を見る、道路を歩くという当たり前の日常生活が送れるのは、すべてインフラ(土木)を利用しているからです。水を出すには水道工事をし、インターネットを使うには電気工事をし、道路工事で道を整備・維持しているから簡単に移動することができます。
つまり、私たちの日常生活や仕事・経済は土木の上に、成り立っています。自然と折り合いをつけ、より快適に生活するためには、土木工事が必要になりますが、ただ日本の地形や日本を取り巻く自然環境は諸外国と比べると、非常に厳しい状況でトンネル一つ掘るにも高度な技術力と連係プレーを必要とします。
土木を整備するには、その土地の特徴について知る必要があります。日本の地形の特徴をまとめました。
日本の地形は、ヨーロッパの地形と比較してみると、日本の国土条件がいかに厳しいのかがわかります。
このように日本の国土は悪条件のなか、先人や私たちはより快適で豊かな生活のために土木工事を行ってきましたが、切迫化する大規模地震災害、相次ぐ気象災害、火山災害、インフラ老朽化が深刻な問題になっています。私たちの命と暮らしを守り、社会の重要な機能を維持し、経済力をつけるためにも、土木工事は重要なミッションです。
【参考】
■一般社団法人 和合館工学舎によるセミナー「国土学に基づく建設技術者教養講座 日本の未来に必要なインフラの整備」→https://wagokan.or.jp/news/seminar/
このセミナーの内容の一部はYou Tubeでも視聴できます。
■一般社団法人 和合館工学舎のYou Tubeはこちら→https://www.youtube.com/channel/UCUgaUl7SEts_JK4sDsA0dsw
■建設現場で働く人はどんな仕事をしているの?現場監督はプレジデント→https://8-nakamura.co.jp/2022-09-26/
■8月2日と3日に奈良県立奈良南高等学校とのインターンシップを実施しました。→https://8-nakamura.co.jp/2022-08-05/
■奈良県立奈良南高等学校のインターンシップで伝えるKY活動とは→https://8-nakamura.co.jp/2022-08-10/
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