中村建設に入る前のお仕事を教えてください。

前職は家具などの内装関係の会社に勤めていました。
オフィス全体を改装する事業があって、椅子や机を入れてトータルで販売する営業の仕事です。

もともと29歳まで関東にいました。前職の転勤で大阪本社に来たのが関西に縁をするきっかけです。大阪に来ることが多くなると、関西の方が水があうなと思っていて、転勤させてもらいました。
奥さんも関西の人で、今は、家も買いましたよ。

転職をしようと思ったきっかけはなんですか？

前の会社で、施工管理技士2級を取ることを推奨していたので、取得しました。その後、会社の方から1級もとらないか？と声がかかって、学校に行かせてもらって1級を取得しました。それが48歳の時です。

頑張って、1級施工管理技士の資格とったのに以前の会社では使うことがなかったんです。その頃に、更地からマンションを建てるってかっこいいなって思っていて、せっかくなら資格を活かした仕事がしたいと転職サイトに自分の価値がどのくらいか調べるために登録してみたんです。

50歳なので声もかからないと思っていたのですが、数社からお声がかかった中に中村建設がありました。面接をさせてもらったら更地からマンションを建てるプロジェクトがちょうど始まるところだったということで、それでは、ぜひ、よろしくお願いします。ということになり、中村建設で仕事をすることになりました。

ご年齢でいくと前職の方が出世や給料の条件がよかったのではないですか？

前の会社は60歳が定年だったんです。仲が良かった先輩が、60歳を過ぎて給料が半減しているのを見ていたんです。
50歳になったときに10年先のことを考えたんです。今から転職しても10年間で成長していることを考えると、60歳で仕事ができるのに給料が半減していくのと、スキルアップして例えば所長として働いていたらそれなりの給料がもらえるのと比べた時に、自分は10年先のスキルアップしている自分の方がいいなと思ったんです。

実際に中村建設に入社してからついた現場の所長さんは72歳でした。70歳の人がそれなりの給料をもらって働いているのを見た時に、この10年間をしっかりスキルを身につけて一人前になれば、70歳とは言わず、体が元気なら80歳でもひくてあまたで働けると考えました。

正直、今は収入が一旦落ちたといっても、正直、それほど大きくは変わらないんです。だったら、60歳からが勝負だなとと思って中村建設を選びました。

中村社長に対するイメージはどうでしたか？

社長は面接の時からパワフルな印象でした。この人は会社だけでなくて、建設業界や奈良県のことを考えているなというのがわかります。いるだけで元気をもらえる社長です。

実際に入社して、現場に入ってどう感じましたか？

入社して初めての現場で、所長さんが34歳、周りの人は、自分と同じ年齢ぐらいのベテランの方ばかり。「こんなことも知らないのかよ」って厳しく言われる覚悟で現場に臨んだのですが、ものすごくよく教えてくれました。なんでも聞ける環境をつくってくれていましたね。職人さんも「知らないんです」っていったら「しかたねーなー」って言って教えてくれました。1年目は自分の想像以上に仕事がやりやすい環境でした。 年配の人が多いので気持ちに余裕があるんでしょうね。 先日までは、大阪支社の方で、今まで施工したところの改修工事や配管の工事をしたりして、本社に戻ってきました。今は、拾い出しをさせてもらっていて、やることなすことが新鮮で、デスクワークでも「これってこういう意味があったんだ」などの発見があります。わからないことを聞ける先輩に囲まれているので、学ぶ姿勢があれば、いくらでも学べる環境です。

今後はどうなりたいというものがありますか？

今は、ペーパードライバーのようなものなので、実践ができていないので、一つ一つ勉強したことを実践で確認しながらやっています。建物を建てる経験でも1棟目だとなんとなく、こうなんだという知識になりますが、2棟目、3棟目をするとさらにしっかりとした知識として身についていくので、経験を積んでいきたいですね。このまま一生勉強ということになりそうです。 今までの人生で1級施工管理技士の試験が一番勉強をしました。勉強をするやり方がその時に学べたんですね。そこで、インテリアコーディネーターの資格をとったり、利酒師の資格を取ったりして世界が広がっています。 資格と経験があるというのは強いですね。