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「市包括的道路維持管理業務」道路を守る新しい仕組みが奈良市で動き出しています

奈良県をはじめ大阪・京都・神戸など関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。

中村建設では、奈良市が導入した「道路維持管理業務包括委託」を受注し、昨年10月より運営を行っています。「道路維持管理業務包括委託」とは、奈良市では、道路の穴ぼこや側溝の破損、街路樹の管理など、これまで個別に発注していた道路維持管理業務を一括して民間事業者へ委託する方式のこと。

スタートから1000件の案件が寄せられました

この事業は、道路の穴ぼこや側溝の破損、街路樹の不具合など、市民の皆さまから寄せられる道路に関する情報をコールセンターで受け付け、迅速に対応する新しい仕組みです。これまで行政職員が対応していた業務を、民間の力と地域建設業のネットワークを活用して行うことで、より早く、より効率的な維持管理を目指しています。

実際に事業開始から現在までに、コールセンターへ寄せられた案件は1,000件を超えました。そして大きな成果として、通報から対応までにかかる時間は従来の約3分の1に短縮されています。

道路は毎日誰もが利用する社会インフラです。小さな不具合でも放置すれば事故や大きな修繕につながる可能性があります。だからこそ、迅速な対応が重要になります。

土木職員は10年間で24%減

この取り組みが求められる背景には、行政側の人材不足もあります。

全国的に官公庁の土木職員は減少傾向にあり、この10年間で約24%減少していると言われています。道路や橋梁などのインフラは増え続ける一方で、それを管理する人材は減っているのが現状です。

その中で奈良市の取り組みが特徴的なのは、1社だけが対応するのではなく、市内47社の建設業者が連携して維持管理を行う仕組みを構築したことです。

地域の道路を最もよく知る地域建設業者が現場対応を担うことで、迅速かつきめ細かな対応が可能になります。

中核都市では初めての事例。視察依頼も増加

2023年に国土交通省から通達がありましたが、調整が難しく中核都市では初めての設置となりました。また、1社が全て請け負うのではなく、ネットワークを活かして、当番制で日々発生するトラブルに対応しています。また、チャットツールを使って迅速に情報の共有しています。

インフラメンテナンスが重要な仕事に

私たち建設業の仕事は、道路や建物を「つくる」ことだけではありません。地域の暮らしを支えるインフラを「守り続ける」ことも大切な役割です。これからは新設工事だけでなく、維持管理や予防保全の重要性がますます高まっていきます。

中村建設は、奈良市をはじめ地域の建設業者の皆さまと力を合わせながら、安心・安全なまちづくりに貢献してまいります。

 

 

 

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