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現場での熱中症対策:事例紹介

こんにちは!奈良を拠点に、大阪・兵庫など関西一円で建設業を展開している中村建設(株)のサチです。

今年も気候変動の影響で夏場の気温上昇が深刻化し、猛暑が日常となりつつあります。

特に建設現場は、屋外作業や重機の使用などによって体力の消耗が激しく、熱中症リスクが非常に高まります。

高温環境下での労働は集中力を奪い、事故にも直結するため、熱中症対策は「健康管理」だけでなく「安全管理」としても欠かせません。

基本となる水分・塩分補給

最も重要なのは、こまめな水分と塩分の補給です。大量の汗とともに塩分が失われるため、水だけでなく経口補水液や塩飴などを活用することが推奨されます。現場では「水分補給」の声かけをルール化し、休憩時間を組み込む仕組みづくりが効果的です。

休憩環境の整備

炎天下での連続作業は避け、日陰や冷房の効いた休憩所を用意することが重要です。スポットクーラーの設置、製氷機などを設置して「涼しい場所」をつくることは、体温上昇を防ぐ大きなポイントになります。

服装・装備の工夫

通気性の高い作業着、冷感インナー、空調服の導入なども効果的です。ヘルメットには冷却材を入れるインナーや遮熱シートを使用することで、頭部の熱を抑える工夫が広がっています。

チームでの見守りと声かけ

熱中症は初期症状を本人が自覚できないことも多いため、周囲の人が「顔色」「動き」「言葉」に気を配ることが大切です。現場全体で声を掛け合い、異変を察知したらすぐに休憩・救護を行う仕組みが必要です。

建設や災害復旧の現場では、「人が資本」であり、作業員の健康が最優先されます。熱中症対策は一人ひとりの意識と組織的な仕組みづくりがあって初めて効果を発揮します。水分補給・休憩環境・装備の工夫・仲間の見守り、これらを総合的に実践することが必要です。

 

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