こんにちは!奈良を拠点に、大阪・兵庫など関西一円で建設業を展開している中村建設(株)のサチです。
2024年1月1日に発生した能登半島地震から半年。2025年6月17日に弊社代表取締役社長・中村光良が、輪島市を中心とした被災地の復興状況を視察しました。
現地では、輪島朝市跡地や仮復旧したメイン道路、大林組の遠隔施工現場、建設会館での意見交換、そして国交省・能登復興事務所との意見交換が行われました。
特に印象的だったのは、かつて海だった場所が隆起し、今ではバスが走っているという光景。自然の力の大きさと、それに立ち向かう現場の努力に胸を打たれました。
復旧が進まない背景には、「特異な地形」と「慢性的な人材不足」が深刻な要因として横たわっています。5年間で1000億円規模の復興計画が進行中ですが、現地の施工能力はわずか10%。今の制度では追いつかない現実があります。
今回の視察では、東日本・熊本・中越など過去の災害を経験した建設人が集まり、能登の皆さんへ直接助言を届けることができました。災害が少ない奈良での備えが不十分である現状に、私たちは危機感を持ち、行動を始めなければなりません。
「現地を知らずして語るなかれ」。その言葉を胸に、これからの建設業のあり方を見つめ直します。
大林組の遠隔操縦
能登朝市のあった場所
まだまだ、復興が進んでいない地域も。