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新プロジェクトXで見た災害時の地域建設業の役割

奈良県をはじめ大阪・京都・神戸など関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。

10月12日に放映されたNHK「新プロジェクトX挑戦者たち〜孤立集落へ命の道をつなげ〜東日本大震災6日間の闘い」では、地方建設業の奮闘を中心に大災害の中で助け合って地域で活動する人々が捉えられていました。共感する部分もあり、感動の内容でしたね。

 

NHK 新プロジェクトX挑戦者たちより


https://www.nhk.jp/p/ts/P1124VMJ6R/episode/te/3R9L3P3YJV/?area=290

 

岩手県釜石市鵜住居では、津波によって道路が塞がれその瓦礫の量は絶望という言葉が重くのしかかるほどの量でした。6600人の住民がいたこの地域では、1割の人が亡くなり、7割の住宅が被災しました。日向地区は、三方山で塞がれて、入り口は瓦礫で塞がれて、食糧や薬も手に入らなくて孤立しました。

 

その災害の現場で立ち上がったのが、地元の建設業者。自ら被災しながらも、「自分達の地域の道路は自分達で守るんだ」その思いだけで立ち上がりました。

 

 

津波で会社が流され、重機もながされてしまいました。避難する人も含めると1000人近くの人が孤立する状況を見て、同じ地域建設業の人と一緒に道路を開いて緊急車両を通すことを決意します。しかし、その決断の先には思いもかけない障害の連続でした。

 

1、重機がない

2、ガソリンが3日分しかない

3、人が埋まっているかもしれない瓦礫の山

4、塞がれた県道

 

孤立した日向地区では、食糧も尽きてきました。その中でも地域のつながりで、誰もが「地域のために」の思いで動き、ついに道路が貫通し、緊急車両や食料を運搬する車が通れるようになります。放映は10月19日までNHKプラスでご覧いただけます。

 

建設業の方の「土木をしている人間として、自分がやる以外の選択肢は考えなかった。」とのコメントがとても共感できました。

地域建設業の役割

地域建設業者は、災害が起こったときに一番最初に活動をします。大きな災害でなくても、例えば寒さで道路が凍ってしまうときに夜な夜な凍結防止剤を道路にまいたり、大雨で冠水が繰り返される道路を修繕したりと地域のライフラインを守るために活動しています。

■ 雪に備えて凍結防止剤を散布しました。 https://8-nakamura.co.jp/2023-01-25/

■ 大雨の冠水に備えた土木工事の必要性 https://8-nakamura.co.jp/20240805/

2023年12月に社長の中村は災害に備えた防災に関する提言を行いました。

■ 奈良経済同友会で奈良県に防災に対する提言書を提出 https://8-nakamura.co.jp/20231225/

その提言後の2024年1月に能登半島地震がおこり、その後も台風などで大きな被害を受けており、あらためて提言の実行を求められています。

■ 改めて考える「防災に関する提言書」https://8-nakamura.co.jp/20240925/

土木の仕事は、地域のライフラインを守る大切な仕事です。

■ 【求人】土木工事所長経験者(一級土木施工管理技士必須)の募集 https://8-nakamura.co.jp/20241009-2/

 

奈良・大阪を中心に土木工事、建築工事を行う会社です。
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