奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。
2023年7月13日に、奈良綺麗プロジェクトのご縁で、奈良女子大学 生活環境学部 情報衣環境学科 生活情報通信科学教授 駒谷 昇一氏の授業で中村建設の代表取締役社長の中村が、建設業界の話を通して「働く意味」をテーマに講義をしました。駒谷教授は、奈良綺麗プロジェクトのアドバイザーを勤めています。
■奈良綺麗プロジェクトの一員になりました。→https://8-nakamura.co.jp/2023-07-07/
この3つの力は、人が動くうえで必要なもので、些細な行動一つ一つが全てこの3つを行って動き、これが個人の行動のエネルギーです。このエネルギーは、個人からしか発生せず、個人の具体的な行動の集合体が組織です。
人が集まれば必ず議論が起こり、そこから相乗効果が生まれます。個人のエネルギーと組織力を高めると成長につながり、それがより高い評価として期待につながります。
会社はそれを包み込む器です。ただ、方向性がバラバラでは相乗効果が生まれません。同じ方向に向くために必要なのが経営理念です。
学びとは、人との会話の中から生まれてきます。
人と交わるのが苦手な人は、成長できないと思うかもしれませんが、学ぶことは人と話すこと以外からもできます。例えば、読書。読書で会話はできませんが、書かれた作者の言葉を思索することで、作者と会話することになります。
学びを止めると、成長は止まります。人が成長を止めれば、会社の成長も止まります。
会社経営とは人材の育成です。経営者が学びを終えたらその会社は終わりです。率先をして組織のリーダーが学ばないとダメです。自ら行動している社長のいる社員は、言われなくても動きます。
中村社長は、「自分自身が色々な人に出て行って話をし、そこで学んだことを社員にフィードバックしてくことが、人材育成だと思っています。本日の話は、私も色々な異業種の人とたくさん話をする中で学んだことを皆さんに共有しています。」と語ります。
誰かに言われて押し付けられた学びは成長につながりません。必要なことは、学ぶ側が自己満足ではない成長で、他人に見られているという意識を持って成長していくことが必要です。
評価は100%他人がすることで、世間が決めることです。自己満足の成長ではなく、他人に評価してもらえる行動が重要です。
社会人になった時、後輩ができた時点で学ぶ側と育成する側になります。学びを自己満足で終わらせず、他人を意識して行動できる人は、とても成長します。
人の目を気にするということではなく、社会に貢献して対価をもらうためには、貢献が認められる行動が仕事であり、仕事は個人のエネルギーと組織力の相乗効果です。
■奈良女子大学で講義をしました。→https://8-nakamura.co.jp/2023-07-19/