奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。8月に開催したインターンシップ午前の部「トップが語るリアルな業界」から、創業100年以上老舗企業の吉田製材株式会社の吉田社長が語る業界研究をお伝えします。
私たちの仕事はおもに木材の加工を行っています。山に生えてる木を伐採し、まるでマグロの解体のように、丸太から建物の家具やフローリング、窓枠、ドアなどの材料の加工製造を行い、木材加工業と言われています。奈良県内でもあらゆるところに、木材加工部材の取り扱いがあります。
日本の国土の実に70%は、山林でできており、その森林資源をより良く活用し、木材を通して社会発展へ貢献出来る事は無いかと日々模索しながら、仕事をさせていただいております。
木材加工企業は主にBtoBの取引で、住宅メーカー・小売店様・大工さんとのお付き合いです。
余談ですが、BtoBとは、企業間同士の取引でのことを表し、BtoCとは、企業対お客様との取引のことを意味しています。販売取引は全てこの内容で、成り立っているので面接の知識として覚えておいてください。
今から20年前の木材自給率は、日本の国土の実に70%中、18.8%でした。ちなみに米の自給率は100%、小麦の自給率は15%で、大豆の自給率は5%です。
これまで、山が沢山あるにも関わらず、木材自給率が低かったですが、昨年は37.8%に上昇しました。その理由は、公共建造物に日本の木をどんどん使いましょうという、公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律ができたからです。
このような状況から、最近では、東京オリンピックの国立競技場をはじめ小学校・老人ホーム・大学校・駅・宿舎等も、木材を使用した建物が目立つようになり、木材業界への追い風になっています。
その一方で、後継者問題や時代に沿った商品開発に対応できないということから、加工工場は減少傾向にあります。このことは木材加工業界に限らず、お客様が求めるものや時代が求めるものを作っていかなければ生き残れないということは、あらゆる業界に当てはまると思います。
木材業界も持ってる技術のみで商品を作るだけではなく、求める物・欲しがる物をニーズに合わせて、どんどん変化し続けないと生き残れません。
昨今の木材業界で取りざたされているのが、エンターティメント性の向上があります。学生さんのインターンシップや地元の小学生が工場見学等を行う事で、ものを作るだけではなく、体験を通じ商品の魅力や仕事の魅力をどんどんPRし、ファンを増やす必要があります。
吉田製材は、今年101年目を迎えます。年配の方が働いているイメージが強かったですが、最近では若い世代が増えています。
求める人材は、まじめでコツコツ努力出来る方・新しい事にチャレンジを楽しめる人。チャレンジに失敗は付き物で、失敗し続けても諦めない方チャレンジし続ける方です。
どんどん恐れずに失敗をしてほしい、失敗するという事は新しい事にチャレンジしているから、失敗をするのでそういった方を高く評価します。「自分から主体的に考えて動く方」を求めています。
当社の理念は “日々挑戦”。木材屋さんではなく、日々挑戦企業です。
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