奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。今回は、中村社長のコラムから「学び」について、お届けします。
以前セミナーを受講してきた時の収穫をいくつかに分けて書いてみようと思います。講師は、ゴールドラット研究所の日本代表研究員の岸良裕司氏で、受講生は一般の方が多く見受けられ、内容的にも初級というような感じでした。その講座の中で、自分にいつも肝に命じ、実践をし、人にも言い続けていることが話に出ました。
それは、「学ぶ」ということです。 皆さんにとって「学ぶ」とは、どういう意味ですか?ほとんどの人は、本や、新聞、デジタルメデイアなどから知識を得ることを意味し、子どもや学生は、学問の知識を得ることや人生の生き方を見つけることなどを「学ぶ」と思っているでしょう。
「学ぶ=知識を得る」という意味では間違っていませんが、「学ぶ=身につける」という見方をすると少々違ってきます。学ぶという行為をしたことによって、それは本当に身についたのかということです。残念ながらほとんどの人達は、身についていないです。それを証明する簡単な方法は、学んだことを行動に起こすことです。たぶん、行動に起こせる人はほとんどいないと思います。学んだけど、どのように行動したらいいかわからないというのが本音だと思います。
次に、他人に教えてみるという行為です。これもできる人がおらず、自分で行動できないから人に教えることなどできるはずもありません。そっと自分の胸に手を当てて考えてください。ビジネス書を読んで、その内容をどれだけ実践できていますか?その内容をどれだけ他人に説明できましたか?学問も一緒で、自分が理解したと思っている内容でも、試験になると解けなかった記憶はないですか?人に説明しようとして、あれ?ってなったことないですか?思い当たる人は多いはずです。
それは、学んだ後、実践をしてないために、充分に理解ができていないのです。学んだということで満足してはいけません。学び、自分が良いと思ったことは100%実践をする。そして、それがどれだけ理解できているかは、人に説明してみれば良い。そうすれば簡単に自分の理解度(いかに身についているか)がわかります。
今回のセミナーでは、もう一つ上のことを教えてくれました。それは、「人が人に教えることができるように教える」ということです。これは普通の理解ではなかなか難しいですが、ここまでできれば、完全に身につけたということになります。「学ぶ」→行動しながら学ぶ→人に教える→人が教えることができるように教える。このように「学ぶ」という行為は、最後までいかなければ、完全に自分の身についたと言えません。
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