奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。今回は、中村社長のコラムより面接で役立つヒントをお届けします。
人間を飾るという言葉を聞いて何を想像しますか?ブランドの服や装飾品しょうか?ここではちょっと違う観点で見て見たいと思います。
皆さんは、仏教における仏様についてご存知だろうか?仏様にいくつか位があります。最高位が如来様、二位が菩薩様 三位が明王様 四位が天部様の順です。順位は下になるにつれ我々人間に近づくわけです。当然、如来様は悟りを開いた方ですから、自らが光り輝いています。今度、お寺参りをされた時にごらんになれば良いと思いますが、上位になられるにつれ、質素なものを纏われています。これは、自らが光り輝いているから、他のもので飾る必要がないということです。
では人間はどうでしょう?先程の仏の位でいくと最下位なわけですから、思いっきり着飾り、装飾品をつけてもあまり目立たない存在なのでしょう。それだけ、中身ができてないということなのかもしれません。
さて、人間界おいてはどうなのでしょうか?基本的にはみんな平等な訳ですから着飾る必要もないのでしょうが、自分の価値を高めるため、多くの中で自分を目立たせるためなど、自己の満足のために、着飾ったりします。決してこれは悪いことではなく、人間の観点からいくと至極当たり前と言えるでしょう。
ではお金をかけて着飾ることだけで良いのでしょうか?普通であれば着飾る前に如来様を見習い、中身を磨け!と書いてしまいそうですが、それはそれで当たり前として、ちょっと視点を変えてみます。
よく営業マンは、身だしなみに注意しなさいと言われます。特に初対面の方とお会いした時、相手の印象は、最初の5秒で決まってしまいます。そしてその5秒を取り返すのには相当の時間とエネルギーが必要となります。そのためにも、清潔感を持って服装を決め、ズボンはプレスをし、靴は磨き、髪の毛を整え、髭は剃りなさいとよく言われたものです。確かにその通りですし私自身も、来客時は同じように観察し判断している自分がいます。
ところが、これに関して、昔から、少し違和感を感じていました。上述した内容を全部クリアしてるにもかかわらず、うまく伝わってこない人がたまにいます。皆さんもそんな感覚にとらわれた方がおおくおられるのではないでしょうか。内面的なものなのかとさらっと流していたのですが、最近それについて答えを出すことができました。
それは「姿勢」です。そう物理的な姿勢なんです。猫背であったり、骨の歪みから少し傾いていたり、座った時にクセのある座り方をする方がたくさんいます。それが、くすんで見えていた原因だったんです。姿勢は治るもんじゃないし、「そんなこと言われても無理ですよ」とおっしゃる方がほとんどでしょう。しかしそんなことはありません。いくら高価なもので着飾っていても、姿勢が悪ければそのポテンシャルを十分に発揮できずにもったいないことにもなります。
人間には正しい姿勢というのがあります。実はその正しい姿勢になることで、他人に対して強烈なインパクトを与えることになります。言い換えれば、それだけ正しい姿勢の人がいないということです。これは決して内面のすごさではないのですが、人間として自然な姿に戻すことが、相手に対してかっこ良い印象を与えることになるのです。そしてこれがベースとなるのです。おかしいものにいくら価値をつけても、そのポテンシャルは上がりませんし、内面から出て来るものを十分に持ってる人も、見かけの評価は下がりかねません。
姿勢のいい人には、内面とは関係なく、自信に満ちた姿に見えますし、装飾品をつけてもすべてが似合って見えるものです。デコレーションで自分を飾る前に、自分の姿を鏡で見てみませんか?当然、お釈迦様の姿を忘れてはいけません。姿勢良く、いらぬ装飾品で飾らずして相手に好印象、インパクトを与えられる自分を構築しましょう。
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