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奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。
3月17日(水)から申込み受付が始まった「1級土木施工管理技術検定試験」。この検定に合格すると「土木施工管理技士」になるのですが、「土木施工管理技士」と言っても土木だけではなく建設業の許可業種によって建築や舗装、電気といった種類もあります。
建設業は、主に建設業法という法律に則って運営、営業され、その建設業法により、ある一定の要件を満たした建設工事には、この施工管理技士の配置が義務付けられています。施工管理技士の資格は、建設業の技術者を志す上で必須であると考えています。
なので、私たち中村建設株式会社でも現場を担当する従業員には資格取得を勧めていて、そのための各種補助も積極的に行っています。
そんな土木施工管理技術検定試験とは、建設工事に従事する施工技術の知識やスキルを問う国家試験であり、国土交通省の管轄で一般財団法人全国建設研修センターが実施しています。
2級と1級があり、どちらとも受験者の学歴や従事経験年数等の受験資格が設定されています。
2級はが『土木』・『鋼構造物塗装』・『薬液注入』の3つの受験科目があり、1級は、実務経験が必要になります。
どちらも1次試験に合格すると2次試験を受験できます。
受験資格は、2級は、年齢が17歳以上の人、1級は、最終学歴によって実務経験年数が異なりますが、最短で建築関係の大学出身で3年の実務経験が必要とされ、最大で15年の実務経験が必要とされます。
受験費用は、2級は5,250円、1級は10,500円になります。
■ 土木施工管理技術検定試験詳細
一般財団法人全国建設研修センター
1級土木施工管理技術検定試験
https://www.jctc.jp/exam/doboku-1
2級土木施工管理技術検定試験
https://www.jctc.jp/exam/doboku-2
毎年3万人前後の人が受験する1級は、難易度は高めで、試験年度にもよりますが、1級での合格率は30%〜45%ほどだそう。
参考:日本資格取得支援 JQOS.jp
https://jqos.jp/kokka/dobokusekokanrigishiikkyu
2級に合格すると、一般建設業の土木工事の現場では、主任クラスのスキルがあるとされ、「施工計画の作成」「現場の工程管理」「現場での安全管理」など、工事施工に必要な管理を担当することになります。
1級に合格すると、特定建設業(下請け金額4,000万円以上 建築一式工事の場合は6,000万円)の土木工事現場では、主任クラス以上、管理技術者クラスのスキルがあるとされ、「施工計画の作成」「現場の工程管理」「現場での安全管理」など、工事施工に必要な管理を担当することになります。
いずれも、資格を取得することで、計画の作成から施工の完了までの管理や安全を守る責任能力があると認められるということになります。建設業界では、資格を持っている人は、就職や転職に有利に働きます。
それに今年からは法改正により、1級一次検定合格者には「技士補」の資格が与えられ、有効期限もありません。(以前は一次合格後資格もなく2年以内に二次を合格することが要求されていました。)技士補になれば、管理技士の監督のもと現場を任せて貰えるようになります。
業界でキャリアアップ目指すなら是非、資格取得を目指してはいかがでしょうか?
建設業は、一つの建物、一つのインフラ整備をするのにも様々な専門家が一緒になって仕事をしていきます。期日を守り、現場、近隣の安全をまもる施工管理技士。
たくさんの方とチームを組んで一つのゴールを目指すための「管理」を担当する専門家ともいえますね。
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