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予算案からみる建設業の役割

奈良県をはじめ大阪・京都・神戸など関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。

 

この日曜日は衆議院選挙が行われますね。
そういえば、ついこの間まで予算案の話題が出ていたと思ったら、急に選挙ムード。日々のニュースは流れが早いですが、実はこの「予算案」の中に、建設業が大きく関わる内容がしっかり盛り込まれています。

 

予算案の方向性を一言でいうなら、建設業の役割が「つくる」だけではなく、「暮らしを守り、止めないための仕事」へと、より明確にシフトしたなと実感します。

・財務省|令和8年度予算政府案(掲載ページ)
https://www.mof.go.jp/policy/budget/budger_workflow/budget/fy2026/seifuan2026/index.html

 

予算案で見る建設業の3つの重点テーマ

公的資料(国や国土交通省の予算概要)を見ると、建設分野で特に重点が置かれているのは次の3つです。

① 防災・減災(=災害に強い地域づくり)

たとえば近年よく出てくる言葉が「流域治水」です。
これは、川だけを整備するのではなく、地域全体で水害を減らす考え方で、堤防・河道の整備だけでなく、排水、ため池、遊水地、避難路、防災情報の整備なども含めて対策を進めるものです。

つまり、工事の目的が「新しく何かを作る」ことよりも、「被害を出さない・最小限にする」方向へ強まっています。

 ② 老朽インフラの更新(=壊れる前に直す)

もうひとつ、資料で特に具体性があるのが「老朽化したインフラの更新」です。
橋やトンネル、道路はもちろんですが、最近は特に 上下水道の更新が強く打ち出されています。

上下水道は、普段は目に見えません。でも、ひとたびトラブルが起きると、断水・道路陥没・生活への大きな影響につながります。だからこそ公的資料でも、重要な管路を計画的に更新し、生活インフラを止めないための対策が示されています。

「壊れてから直す」ではなく、予防保全(悪くなる前に直す)へ。
これが今後の維持管理の基本になっていきます。

③ 人手不足への対応(=DX・省人化・生産性向上)

そして現場の実感として一番切実なのが、人手不足です。
予算案でも、建設現場の省人化や効率化を進めるために、ICTやデジタル活用を広げる方向が示されています。

たとえば、測量や施工管理のデジタル化、図面・写真・書類のクラウド共有、点検の効率化など。
「人が増えないなら、ムダを減らして回る仕組みを作る」という発想が、国の方向性としてもはっきりしてきています。

 これからの建設業の役割は「生活を守ること」

こうして予算案の内容を眺めると、見えてくるのはとてもシンプルな結論です。
これからの建設業は、派手な“新しい建物を建てる”だけではなく、

* 災害から地域を守る
* 老朽化したインフラを更新して、暮らしを止めない
* 人手不足でも品質・安全を落とさず、現場を回し続ける

という意味で、「生活を守る役割」がより大きくなっていく、ということです。

道路、水道、河川、橋、公共施設——。
どれも、当たり前に使えているときは意識しません。でも、止まった瞬間に「暮らしの基盤」だと気づきます。

予算案が示す方向性は、まさにその「当たり前」を守るためのもの。

これからの建設業の役割は、地域の安心を支えていくこと。社会から求められる存在であり続けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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