

こんにちは!奈良を拠点に、大阪・兵庫など関西一円で建設業を展開している中村建設(株)のサチです。
建設業ときいて、設計する人と思っている人、多くないですか?
実は、建設の仕事は、それぞれの場面でプロがいて、一つの物を完成させていくプロ集団の集まりなんです。
サッカーチームに例えると、設計は「作戦を立てる監督」、施工管理は「試合をまとめるキャプテン」、職人さんは「実際にボールをける選手」です。
設計がいなければ、始まらないけど、職人さんがいなければサッカーができない、施工管理がいなければ、試合ができない。そんな風にイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
中村建設は、施工管理の会社。サッカーでいうとキャプテンのようなもの。
職人さん一社、一社の得意分野を把握して、それぞれの工事にあった最適なプロにお願いし、計画や予算をたてて、実行して建てた物を施主さんに納めていくのが仕事です。
一つのビルを建てるまでにどんな職種のプロがいるか紹介します。
仕事の内容:
どんなビルを建てるか、どんな材料を使うか、どんなデザインにするかを考え、図面をつくる段階です。
関わる人たち:
建築士(けんちくし):建物のデザインや構造を考え、設計図を描く。
構造設計士・設備設計士:建物が地震などで倒れないように、柱や鉄骨、電気・水道・空調の仕組みを設計する。
施主(せしゅ)・開発会社:どんな建物にしたいかを依頼し、設計者と相談する。
仕事の内容:
設計図をもとに、どうやって安全に・効率よく建てるかを考える段階です。
関わる人たち:
施工管理技士(せこうかんりぎし):工事のスケジュール、安全、品質を管理する。現場の“指揮官”のような存在。
測量士(そくりょうし):土地の高さや位置を正確に測る。建物がまっすぐ建つために欠かせない。
仕事の内容:
地面を掘ってコンクリートで土台をつくり、柱や鉄骨を組み立てて建物の骨組みを作ります。
関わる職人さん:
土木作業員・重機オペレーター:ショベルカーなどを使って地面を掘る。
鉄筋工・型枠大工:鉄の骨組みを組み、コンクリートを流しこむための枠をつくる。
鉄骨工:鉄骨をクレーンで組み上げる。ビルの「骨格」を作る仕事。
仕事の内容:
外から見える壁・窓を作り、中の部屋・天井・床などを仕上げていきます。
関わる職人さん:
外壁職人・ガラス工:外壁パネルやガラス窓を取りつける。
内装大工・ボード職人:壁・天井・ドアを作る。
塗装工・クロス職人:壁を塗ったり、壁紙を貼ったりする。
電気工・設備工:照明・コンセント・エアコン・水道などを取りつける。
仕事の内容:
すべての設備が正しく動くか、安全性に問題がないかをチェックします。
関わる人たち:
検査員・監理技術者:図面どおりにできているか、建築基準法に合っているかを確認。
清掃スタッフ:工事後のほこりを取り除き、きれいにして引き渡す。
施主(せしゅ):完成した建物を受け取る。
建物は、設計士が「図面で夢を描き」、施工管理が「現場をまとめ」、職人さんたちが「形にする」というチームプレーでできています。
だからこそ、建設業は一人ひとりの力が合わさって「まちの景色」をつくる仕事なんです。