奈良県をはじめ大阪・京都・神戸など関西一円で建設業を営む中村建設（株）のサチです。

新卒で中村建設に入社して、最初に目指すのが、施工管理技術者の仕事です。施工管理技術者とは、現場を運営するトップであり、全てを管理する総責任者です。

 

 

施工管理技術者の主な仕事

施工管理技術者の主な仕事は「工程管理」「品質管理」「安全管理」「原価管理」の4つがあります。

1. 工程管理

工程管理は、工事が計画通りに進むように、作業のスケジュールを調整・管理する仕事です。具体的には、工期（工事が完了するまでの期間）を守りながら、無駄のない順序で作業が進むように管理します。

• 仕事内容の例: どの作業をいつ行うか、資材の搬入や職人の手配がスムーズに行えるように調整。
• 重要性: 工事が予定より遅れると、追加費用が発生したり、クライアントに迷惑がかかるため、工程管理は非常に重要です。

2. 品質管理

品質管理は、工事の完成物が設計通りの品質や基準を満たすように管理する仕事です。具体的には、使用する材料や施工方法が基準に合っているか、定期的なチェックを行い、不具合があればすぐに修正します。

• 仕事内容の例: 資材の検査、施工中の出来栄えチェック、仕上がりの確認。
• 重要性: 品質が基準に達していないと、建物の安全性や耐久性に問題が発生するため、確実な品質管理が必要です。

3. 安全管理

安全管理は、工事現場で働く人や周囲の人の安全を守るための仕事です。具体的には、事故やケガを防ぐために必要な安全対策を立て、現場でのルールを徹底させます。

• 仕事内容の例: 安全設備の設置、作業員への安全教育、安全点検の実施、危険箇所の確認。
• 重要性: 事故が起きると人命にかかわるだけでなく、工事の遅れや損害賠償が発生するため、安全管理は非常に重要です。

4. 原価管理

原価管理は、工事にかかる費用を計画通りに抑えるための仕事です。工事に必要な材料費、人件費、機械の費用などを適切に管理し、予算を超えないようにします。

• 仕事内容の例: コストの見積もり、発注、工事の進行に応じた費用の確認、コスト削減の提案。
• 重要性: 工事費用が予算を超えると、会社にとって大きな損失になるため、予算内での作業を進めるために原価管理が必要です。

施工管理技術者に必要な力「プロジェクトマネジメント」

これら4つの管理がうまく機能することで、工事が安全かつスムーズに進み、クライアントが満足する品質の建物を、予定通りの予算で完成させることができます。プロジェクトを成功に導くためにこの4つの管理をマネジメントすることで、工事全体の成功に大きく貢献します。

プロジェクトマネジメント力を育てる中村建設の取組み

■　奈良女子大学工学部で弊社社長の中村がプロジェクトマネジメントを講義　→ https://8-nakamura.co.jp/20240612/

■　奈良女子大学で「プロジェクトマネジメント」について講義を行いました。→ https://8-nakamura.co.jp/2023-08-18/

 

 

 

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