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大雨で道路が冠水するのはなぜ?これからのインフラに必要なこと

奈良県をはじめ大阪・京都・神戸など関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。

最近、ニュースでアンダーパスや道路の冠水を目にする機会が増えています。

なぜ、道路は冠水してしまうのでしょうか。

その背景の一つに、これまで想定していた雨量と、最近の雨の降り方との違いがあります。

これまでの排水能力を超える大雨

現在、街中の道路や下水などの排水設備は、一定の雨量を想定して整備されています。

一般的に、1時間あたり60mm程度までの雨量を一つの目安として対応しているところがあります。

ところが最近では、線状降水帯などによって、60~80mm、場合によっては100mmを超えるような猛烈な雨が短時間に降ることがあります。

これまでの排水能力を超える雨が一気に降れば、当然、雨水を処理しきれなくなります。

特に道路より低くなっているアンダーパスでは、水が集まりやすく、冠水につながる危険があります。

「これまでの基準」で大丈夫なのか

もちろん、これまでの道路や排水設備が悪いということではありません。

その時代に想定された雨量や災害リスクをもとに、必要なインフラが整備されてきました。

しかし、近年の雨の降り方を見ると、これまでの想定を超える雨が現実に起きていることも事実です。

だからこそ、これからは、

「どれくらいの雨に耐えられる道路にするのか」

「どの程度の雨量を想定して排水設備を整備するのか」

「大雨が降ったとき、どのように道路を守るのか」

といったことを改めて考えていく必要があります。

「つくる」から「守る」へ。変わる建設業の仕事

実際に中村建設でも、冠水被害がたびたび発生していた道路の工事を担当したことがあります。現場で確認すると、以前から使われていた排水設備は、雨水を流す管が細く、さらに雨水を一時的に貯めておく貯水槽もありませんでした。

そこで、近年の雨の降り方や雨水量を考慮し、排水管を分岐させて、より太い管へ雨水を流せるようにするとともに、新たに貯水槽を設置しました。

その結果、工事後は冠水が発生しなくなりました。

こうした工事は、目に見える新しい建物をつくる仕事とは少し違います。けれど、雨が降ったときに道路が冠水しない。地域の人がいつも通り道路を通ることができる。そんな「当たり前の日常を守る」ことも、建設業の大切な仕事です。

 

 

 

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