

奈良県をはじめ大阪・京都・神戸など関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。
卒業シーズンを迎え、各地の大学で卒業式が執り行われています。中村建設が新棟の建設をお手伝いした奈良県立大学でも、3月24日に卒業式が行われるそうです。
大学は、高校までとは違い、より専門性の高い学びを深める場所です。そして奈良県立大学には、専門を深めるだけでなく、分野を横断して学びを広げていくという特徴があります。中村建設が手がけた「コモンズ棟」も、地域創造学部の学び舎として、そうした学びを支えるために整備された建物です。

「コモンズ」とは、特定の個人や組織が所有するのではなく、地域社会やグループが共有・共同管理する資源や空間、情報を指す言葉だそうです。奈良県立大学では、
「観光創造」「地域構想」「工学自然科学」「国際共生」「社会科学」「人文科学」
という6つの専門領域(テーマ)ごとに、学生と教員が集い、知識を共有する“共同体”として位置付けられています。
一つの専門に閉じるのではなく、分野をまたいで考え、対話しながら学ぶ。コモンズ棟は、まさにそのための「交わる場所」としてつくられた空間です。

いま卒業を迎える学生のみなさんが入学した頃は、新型コロナの影響が残り、授業もオンラインと対面が入り混じるような時期でした。本来なら、学生生活の中で自然に生まれるはずだった「出会い」や「語らい」の時間が、思うように持てなかった方も多かったと思います。
だからこそ、空間や情報を共有し、学びを交わらせるための場所として建てられたコモンズ棟には、いっそう意味があると感じます。学びは教室の中だけで完結するものではなく、誰かと話し、刺激を受け、考えを深めることで育っていくものだからです。

中村建設が学校づくりで大切にしているのは、「完成した瞬間」ではなく、その先に続く「使われる時間」です。
学生が毎日を安心して過ごせること。先生が教えやすいこと。仲間と過ごす時間が心地よいこと。そうした積み重ねが学びの質を支え、思い出を育て、次の一歩を踏み出す力になると考えています。
卒業は、終わりではなく、はじまり。
そのはじまりを支える“場所”を作ることは、地域の未来に携わること。たくさんの人の未来に間接的にも関われたことは、とても光栄なことです。

学生のみなさん、卒業おめでとうございます!みなさんの未来に幸あれ!