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中村建設での「KY・安全教育」の事例

奈良県をはじめ大阪・京都・神戸など関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。
職場で起こりうる災害を未然に防ぐための活動を危険予知活動、つまりKY活動と呼ばれており、KYとは、危険(キケン)のKと予知(ヨチ)のYからつけられています。

 

工事現場に限らず、人はつい“うっかり”したり、“ぼんやり”したりします。とくに、慣れた作業ほど注意がゆるみやすく、そこから「人為的ミス(ヒューマンエラー)」につながり、事故や災害の原因になることがあります。中村建設では、これまでにも社内研修や安全協力会での研修、これから建設業を志す学生などにインターン実習などでKY活動についての学習を行ってきました。事故を「起きてから対応」ではなく、起きる前に止めるための活動が重要です。

 

KY活動のプロセス(基本の流れ)

KY活動は、次のステップで進めます。

  1. 作業開始前に、起こりうる危険やトラブルを洗い出す

  2. どうすれば回避できるかを考える

  3. 対策を決め、全員で共有し、一人ひとりが実行する

大事なのは「分かったつもり」で終わらせないこと。「対策を共有して、現場で実行する」ところまでがKYです。

労働災害はなぜ起こるのか(数字で見る原因)

厚生労働省の「労働災害原因要素の分析(平成22年)」では、災害原因として不安全な行動・不安全な状態が大きな割合を占めることが示されています。

  • 不安全な行動および不安全な状態:94.7%

  • 不安全な行動のみ:1.7%

  • 不安全な状態のみ:2.9%

  • どちらでもない:0.6%

つまり、設備や環境の整備も大切ですが、同時に「人の行動”を安全側に整える仕組み」が必要だということです。

中村建設での「KY・安全教育」の事例

中村建設では、KYを「知識」ではなく「行動」に落とし込むために、研修や体験を重ねています。

事例1:高校生インターンで“安全管理の考え方”を言語化

奈良南高校のインターンシップでは、KY活動の必要性を、「なぜ安全管理が大切か」「現場監督の目線」「職人(協力業者)の目線」「気づきと是正対策」といった切り口で整理し、実習として伝えています。

■ 8月2日と3日に奈良県立奈良南高等学校とのインターンシップを実施しました。

事例2:新入社員研修で“危険の見つけ方”をグループで訓練

合同新入社員研修では、危険な箇所を探し「何が危険か」「どう回避するか」を話し合うグループワークを実施。さらにVRで危険を疑似体験し、危険を予測して行動する重要性を学んでいます。

■ 令和5年度合同新入社員研修3日目の様子。VR体験も!

事例3:フルハーネス講習+KY+VRで“墜落”を体感

2025年の研修では、フルハーネス型安全帯の講習に加え、KY講習(資料を見て危険箇所を考える)とVRによる墜落災害の模擬体験を実施。
「自分で危険を察知する力」「予測する力」を体験を通して身につける内容になっています。

■ 合同新入社員研修レポート4

事例4:安全大会で“熱中症予防”など季節リスクも共有

安全大会では、熱中症予防や制度理解など、季節・社会状況に応じたテーマも取り上げ、協力会社も含めて安全意識を高める場を設けています。

■ Communication Forum 2025開催決定!「未来を切り開け DXで広がる可能性〜現場から始まる、建設業の次の時代〜」

安全衛生活動は「管理活動」×「職場自主活動」

安全衛生活動は、管理者側の体制整備(ルール・設備・手順など)だけでは成立しません。
現場で働く一人ひとりがKYを行い、気づきを共有し、対策を実行する——この職場自主活動と組み合わさって、はじめて大きな成果につながります。

KY活動の基本は「職場全員で行うこと」。
経営者から現場所長、職人一人ひとりまで、それぞれが自分の持ち場で役割を果たすことで、事故を未然に防ぐ“強い現場”がつくられていきます。

 

 

 

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