こんにちは!奈良を拠点に、大阪・兵庫など関西一円で建設業を展開している中村建設(株)のサチです。
社長の中村が、6月4日に続き、6月11日も奈良女子大学工学部の学生に講義を行いました。
中村は、「建設業におけるプロジェクトマネジメント」をテーマに講義を行いました。今回の講義では、単なる工事進行の管理ではなく、地域と未来をつなぐ「公共性の高い仕事」としての建設業の意義を語りました。奈良信用金庫の「貢献」という理念にも触れながら、「建設業こそが地域に最も貢献できる仕事だ」と学生たちに熱く語りかけました。
実際の建設プロジェクトを例に、品質・安全・工程・原価・環境という5大管理のバランスの重要性を強調。特に環境管理は、近隣住民や自然条件など外部要因が多く、工期や品質に直接影響を及ぼす核心的要素として紹介されました。また、CCPM(クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント)の考え方を紹介師、「納期の“サバ読み”は責任感の裏返しだが、共有と早期対応が大切」との考えを伝えました。
講義の最後には「プロジェクトは人の集合体であり、行動とコミュニケーションが成功を決める」として、エマジェネティックス理論による思考・行動特性の違いについても解説。分析型、社交型などタイプに応じたチーム編成や指示の出し方が、成果に直結することを紹介しました。
奈良女子大学工学部駒谷教授は「素晴らしい講義をありがとうございました。私の情報システムのプロジェクトマネージャーの経験をもとに、PMBOK中心に授業を行なっていますが、建設業界でのプロジェクト管理の話は大変学ぶところが多いです。