

こんにちは!奈良を拠点に、大阪・兵庫など関西一円で建設業を展開している中村建設(株)のサチです。
今、注目を浴びているのが「ICT施工」です。建設現場で測量、設計、施工、検査といった一連のプロセスにおいて、ICT(情報通信技術)を全面的に活用する工事のことで、作業の効率化、生産性の向上、品質の安定化、安全性の確保、人手不足の解消などを目指すことができると言われています。
ICT施工を導入することで、以下のようないくつものメリットが期待できます。
1、 作業の効率化・生産性の向上
2、品質や精度の安定化
3、安全性の確保
4、人手不足の解消

ICTとは、「Information and Communication Technology」の略称で、情報機器を使ってさまざまな情報を共有し、活用する環境そのものを指します。建設現場における具体的な活用は、すでに当たり前のものになりつつあります。
例えば、
①ドローンやレーザースキャナーで地形データを短時間で高精度に収集し、3次元データ(3Dデータ)を作成する。
②この3Dデータを基に、情報化施工対応の重機(ショベルカーなど)が設計通りに自動制御され、経験やスキルに依存せず高精度な施工を実現する。
③遠隔地からクラウドカメラやアプリを通じて現場を観察・監視することで、安全点検や進捗管理を人が現場にいなくても行えるようになる。
このように、ICTは現場の生産性を大きく向上させる鍵となっています。
工事においては、すでにICT活用が入札要件や評価項目に組み込まれるケースが増えており、民間工事においても同様にICT施工の導入が求められる場面が拡大しています。
当社、中村建設は、3月14日に「インフラDX認定建設会社」に認定されており、クラウドカメラの遠隔サポートや建設アプリ、施工管理アプリなどを積極的に活用し、業務改革を推進しています。
これにより、残業などの労働時間を削減しながら、高い品質と納期を両立させることを実現しています。

建設業界は、現場での作業に加え、今後はますますパソコンや情報機器に触れる機会が多くなります。
「新しい技術や機器に興味がある」「デジタルツールを活用して効率化を考えるのが好き」という方は、今後の建設業界で大いに活躍できる可能性を秘めていると言えます。
