

こんにちは!奈良を拠点に、大阪・兵庫など関西一円で建設業を展開している中村建設(株)のサチです。
2025年11月12日に開催された「脱炭素に向けた入門ワークショップ」に参加してきました!
最近よくきく「カーボンニュートラル」や「脱炭素」。
簡単にいうと。CO2を削減して地球にやさしい環境をつくっていこうということなんですが、この言葉の意味は、それぞれ少しずつ違うんです。
温室効果ガスの排出そのものを極力 減らす 取り組み全般を指します。
省エネ、再エネ導入、設備効率化、素材転換など「排出量を減らす行動」そのものが中心。
社会や産業の構造そのものを低炭素に変えていく、広い概念です。
排出した温室効果ガスを、「再生可能エネルギーの利用」「省エネ」「植林」カーボンクレジット(オフセット)
などを組み合わせ、実質ゼロ にする状態を指します。
排出を減らしきれない分は「吸収・除去・オフセット」で相殺するという考え方です。
今年の夏も暑かったですよね。現在の地球温暖化の原因として、CO2によるものと言われています。大気の中にあるCO2が地球を蓋のように厚く覆うことで、本来、宇宙に放出される太陽光のエネルギーがCO2の層に跳ね返ってしまい、地表が熱くなる仕組みだそうです。
これからの時代は持続可能な事業経営に取り組むことが、企業側にも必要と言われています。


研修では、カードゲーム「2050カーボンニュートラル」を使用します。このゲームは、カーボン(CO2)が見える化されていて、プレイヤーが活動をするとカーボンの量や動きが変化していきます。
それぞれのゴールに向かってアクションを起こすのですが、CO2を減らすだけだと、事業としてお金がなくなり継続が難しくなったり、経済活動とCO2の両立を目指すと、原子力発電の推進にいったり、会社だけ、市民活動だけのでは、ゴールは目指せず、広くたくさんのステークホルダーが必要で、一斉に進めるということが必要なのだということを体験することができました。
建設業界もビルの工事ひとつとっても、建築材やその配送、重機を動かすだけでもCO2の排出が行われています。CO2負荷の少ない建設材への見直しや再生可能エネルギー源の保有・導入、省エネ・創エネ技術の普及促進など、取り組むべき課題が見えたことはとても良かったと思います。
この研修をもとにまずは、身近なところから取り組んでいきたいと考えております。
