こんにちは!奈良を拠点に、大阪・兵庫など関西一円で建設業を展開している中村建設(株)のサチです。
連日、35度を超える真夏日が続く関西です。こうなると気をつけたいのが熱中症です。6月1日から改正された「労働安全衛生規則」に伴う職場での熱中症対策が必須になり、罰則規定も設けられるようになりました。
今回は、熱中症の症状と対処法をお伝えします。とくに熱中症は急に重症に移行するので、注意が必要です。
中村建設では、上記のフロー図を各職場に掲示して意識づけをしています。
いままでに出会った症例とその対処法を説明します。
1、唇がしびれ始める
2、頭痛がはじまる
3、立てないぐらいのめまい
4、意識が朦朧としている
1は、唇が歯医者に行って麻酔をかけてもらったみたいに違和感を感じます。ピリピリと唇が震えている感覚を覚えます。これは、熱中症のサインです。この症状がでたら涼しいところで水分と塩分の補給が必要です。
しばらくすると頭痛が始まります。こうなったら涼しいところで休みながら、首、脇の下、膝下、足首に保冷剤を入れて横になります。水分補給は少しずつ行います。気分が悪くて嘔吐する場合もありますので、嘔吐の際は素手で吐瀉物を拭かないように手袋をつけて消毒を行いながら片付けをします。
立てないぐらいの眩暈がある場合は、重症です。30分ぐらいで1から3までに移行する場合があるので、熱中症かなと思ったときは、近くに人がついているようにし、変化にすぐに対応するようにします。
この状態になっているときは、「西暦で誕生日を言ってください」「計算ができますか?」など質問します。簡単な返事しかできない場合は、4の状態になっているので、すぐに救護を呼びます。病院で点滴をしてもらうと1~2時間ほどで症状が落ち着く場合があります。
熱中症は、あっという間に重症化することがありますので、おかしいとおもったら無理をせずに休むようにしてください。