こんにちは!奈良を拠点に、大阪・兵庫など関西一円で建設業を展開している中村建設(株)のサチです。
2025年5月29日(木)に開催されたCommunication Forum2025 〜未来を切り拓け〜現場から始まる建設業の次の時代〜の様子をお届けします!当日はたくさんの方に来場いただきました。
最初に弊社社長の中村から挨拶がありました。
次に、中村建設安全協力会会長である株式会社森村設備の森村社長より挨拶がありました。
令和7年6月1日に施行された改正労働安全衛生規則に対応するため、中村建設での熱中症対策と危険箇所管理の強化に向けた取り組みを占部から報告がありました。
まず熱中症対策として、自覚症状の報告体制を整備し、現場での早期発見と迅速な対応を可能にする体制の構築が求められます。さらに、緊急時の作業離脱や身体冷却、医療機関への搬送など、具体的な対応手順を事前に策定しておくことが義務化されたとのこと。
危険箇所の管理では、立入禁止措置の対象を全作業者へ拡大し、火気使用禁止区域の徹底、事故時の退避手順の整備、請負人への保護具使用の周知など、安全管理のさらなる強化が必要になったそうです。
今後は、社内規程や作業手順書の見直し、教育訓練の実施、設備の整備を計画的に進めていく必要があること、安全と健康を守るため、全社一丸となって取り組んでいくことが重要であると報告がありました。
増田氏はまず、近年の気象災害の激甚化・頻発化を背景に、防災・減災や国土強靱化の必要性を訴えました。その対策として、ICTやAIを活用した「i-Construction」や「デジタルツイン」など、建設現場の効率化と自動化を進めるDXの重要性を紹介しました。
具体的には、3次元データを用いた設計・施工管理(BIM/CIM)、ドローンやセンサーによる現地調査、自律施工による省人化、安全性の向上といった先進技術の活用事例が提示されました。また、近畿インフラDX推進センターでの人材育成や技術体験の取組みにも触れ、官民一体での推進が不可欠であると強調しました。
最後に増田氏は、2025年大阪・関西万博に向けたデジタルツインの応用例も紹介し、DXは社会の未来を支える基盤であると結びました。
2025年4月7日から18日にかけて実施された第7回中村建設協力会合同新入社員研修について正木から報告がありました。本研修には、協力会社7社からのご協力をいただき、新入社員たちは座学や実地を通して多くの学びを得ることができました。
研修では「知ることを極める」をテーマに、安全の重要性や報連相、ライフプランとお金の話、エマジェネティックスを通じた自己理解と他者理解に取り組みました。特にエマジェネティックスでは、思考や行動の違いを科学的に理解することで、円滑なコミュニケーションの土台を築く手がかりとなりました。
また、VR体験による事故の疑似体験、フルハーネス講習、救急救命講習では、安全に対する意識の向上が図られました。さらに、軽天作業・コンクリート試験・足場組立といった実地研修では、現場のリアルを体験し、仕事への理解を深めることができました。
本研修は他社の新入社員と交流しながら学ぶ貴重な機会でもあり、研修に参加した赤坂くんは、同期のようなつながりが生まれたことも大きな成果として報告してくれました。