こんにちは!奈良県を拠点に、大阪・京都・神戸など関西一円で建設業を手がける中村建設株式会社のサチです。
奈良の玄関口近鉄奈良駅のシンボル「行基さんの噴水広場」の大屋根は、2013年5月に完成しました。奈良のランドマークとして、奈良県に訪れる人々を迎える象徴的な存在となっています。この大屋根の施工に当社が携わっています。今回は、この大屋根の魅力と施工におけるポイントをご紹介します。
大屋根には、東大寺・大仏殿の柱をイメージした奈良県産ヒノキが使われています。温かみのある木目が訪れる人々を優しく包み込み、奈良の伝統的な美しさを表現しています。この素材選びは、地域とのつながりを大切にした建築の好例です。
アーチ状に設計された屋根は、現代的なデザインと機能性を両立しています。高さ11メートルというスケール感は、開放的な空間を作り出し、広場をより広く感じさせます。この設計により、雨の日でも快適に利用できる場として生まれ変わりました。
ガラスを用いた屋根は、自然光を取り入れることで広場全体を明るく保ちます。「都会的で明るい」といった利用者の声もある通り、透明感のあるデザインが新しい奈良の玄関口としての魅力を引き立てています。
木材であるヒノキを使用した構造物は、寸法の正確さが重要です。当社では高精度の加工技術を活用し、設計通りに仕上げることで強度と美観の両方を実現しました。また、高さ11メートルのアーチ構造の設置作業は、特殊な足場とクレーン技術を駆使して安全に行いました。
施工中も地域住民や関係者とのコミュニケーションを大切にし、「奈良の景観を損なわない」という意識を持って取り組みました。伝統的な素材であるヒノキを現代建築に取り入れることで、伝統と革新を融合させたデザインを忠実に再現しています。
施工には環境負荷を抑える手法を採用しました。奈良県産材の使用は輸送コストの削減につながり、地元経済への貢献も果たしました。また、工事中も周辺地域への騒音や振動を最小限に抑えるよう努めました。
この大屋根の完成で、行基広場は単なる通行の場ではなく、地域住民や観光客が集い、楽しむ場として生まれ変わりました。雨天時でも快適に過ごせることから、商店街の利用促進やイベントが開催され、奈良の賑わいに貢献しています。
地元の方々の声からもわかるように、「傘を差さずに移動できる」「以前よりきれいになった」という評価は、設計の成功を物語っています。
当社が施工に携わったこの大屋根は、奈良の街と駅をつなぐシンボルとして10年以上も愛されており、建設会社として、地域に根差し、暮らしを豊かにする空間づくりをお手伝いできたことは誇りです。また、地元奈良の魅力をさらに高めるお手伝いができたことを嬉しく思います。
もし、今回の大屋根のように「地域の特性を活かした建築」をご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。今後も、奈良をはじめとする地域の発展に貢献できるよう努めてまいります。
中村建設では、新卒・既卒者から即戦力となる技術者の中途採用まで幅広く人材を募集しています。
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