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本村所長が語る!「近畿地方整備局局長賞」受賞の裏にあるチームワークと現場力

奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。関西全域での建設業務で培ったチームワークと現場力が評価され、「大和御所道路新雀堂橋下部工事」が近畿地方整備局局長賞を受賞しました。工事を指揮した本村所長に、受賞のポイントと現場での取り組みをインタビューしました。

■「近畿地方整備局局長賞」受賞の記事はこちらから https://8-nakamura.co.jp/20240719/

 

当たり前のことを当たり前にする

今回の工事は特殊なものでした。今までの経験からどんな工程で進めていくのか、どのタイミング書類が必要になるのか、その内容はどんなものなのかなどが、言われる前にわかっており、その書類を遅れなく提出することや、工程表や報告書を期日通りにきっちり行うことが求められました。今回の工事は川の中に橋台を作るというもので、特殊な架設が必要でした。事前の想定より地盤が固く、当初の予定していた工法ではうまくいかず、工法を変えながら遂に完成することができました。

期日の厳守

工事は期限が非常に厳しかったです。1週間遅れていたらアウトでした。役所に言われる前に機械の段取りをつけ、必要ならば別の工法に合わせた機械の準備も行わなければならなかったので、その時々で決断が必要でした。自分の中で決断を下し、失敗したら自分で責任を取る覚悟で進めました。

柔軟な対応と事前報告

現場を見て、この当初のプランではうまくいかないかもしれないと感じたため、役場の方にも報告していました。河川の仕事は渇水期に行わなければならず、工期を延ばす余裕はありませんでした。どんな工程で進めていくのか逆算すると架設工事をする期限が決まってきて、他の工程で短縮できる部分はありませんでした。

適切な工程管理と評価

橋台の工事では、鉄筋を入れたりコンクリートを入れたりする作業になるので工期を縮めることができません。現場の状況を見て、事前のプランと違う可能性を感じたため、前もって会社や役場とコミュニケーションを取り、素早く変更したことが評価されました。施工管理の方や本庁の方と前もって話をし、ロスのない工程管理ができたことが評価されたと思います。結果的に、ギリギリのところでスムーズに進行しました。

スムーズなコミュニケーション

日々のスケジュールをきちんと守ることが重要です。当たり前のことですが、これができないと聞くことがあります。現場に入った時、いつ、誰が何をするのかというリストを作り、現場で共有しています。一人がしんどくなったらみんなで助け合うことを心がけています。これにより、現場はスムーズに進行しました。

社内外の評価と感謝状

社長を含む周囲からも喜んでもらい、私たちも達成感を感じました。今回特に評価されたのは、工程管理と施工管理が正しく行われており、写真等を確認しても抜けがないことでした。地域への貢献も評価のポイントとなりました。

地域とのコミュニケーション

工事に伴う地域からの苦情に対しても対応しました。草刈りを行い、防草シートを設置するなど、近隣への配慮をしました。施工管理の人からは「やりすぎじゃないか」と言われましたが、地元の人々との関係を大切にしたかったのです。結果として、地域の区長さんからも感謝状をいただきました。


今回の工事は、本村所長とチームにとって多くの挑戦と努力がありましたが、当たり前のことを当たり前に行うことの大切さを改めて実感しました。

中村建設では、これからも地域との関係を大切にしながら、誠実に仕事を進めていきたいと思います。

 

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