奈良綺麗プロジェクトのイベントで中村建設の取り組みを発表！

奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設（株）のサチです。このブログでも紹介させていただきました「奈良綺麗プロジェクト」主催の奈良女子大学工学部駒谷教授の講演会で、活動体験として弊社の曽我部が事業発表をさせていただきました。

曽我部の活動報告

いちごがつないだご縁

奈良綺麗プロジェクトに参加したきっかけは、「いちご」でした。中村建設では、閉鎖型植物工場を持っており、工場の販売につながるように、まずは自社で植物を育ててノウハウを含めてお客さまに提供していきたいという思いがありました。「いちご」はその副産物としての位置付けです。

ただ、ものづくりにおいては妥協はせず、中村建設のいちごは残留農薬0をキープしており、摘んだらそのまま食べることができます。また、中村建設では2種類のブランドいちごの生産をおこなっており、新潟のブランドいちご「越後姫」は糖度が高く、大きいためめったに県外には出回らない幻のいちごと言われていて、大きいものでは1個で1000円近くするものもあります。

今年に入り、奈良県のブランドいちご「古都華」の生産体制が整い、季節や天候に左右されず安定していちごを収穫できるようになりました。

このいちごをどのように販売していくのかという部分で奈良綺麗プロジェクトの方にはさまざまな形でアドバイスや人脈の拡大などでご支援をいただきました。

多様性の時代

建設会社というとまだまだ男性優位の固い業界ですが、中村建設では取締役や現場に女性の従業員が配置されたり、グローバル人材や障害のある方の雇用など進めており、多様性の時代に進もうとしております。障害のある方を雇用する際は、初めてのことで、インターンから始めていただきました。いちご工場での採用でしたが、入社後にイラスレーターを使って資料作成ができることがわかり、パンフレットなども作成していただくなど仕事の幅を広げています。

全社あげて大切にしていることが「人材教育」です。個性を理解してコミュニケーションをとるなど相手を理解しながら仕事を進めていく工夫をしております。

建設業界に新しい風を

建設会社って何をしているところか理解されないことも多いのですが、今年行った弊社主催のCommunication Forumでは、奈良綺麗プロジェクトのメンバーにご参加いただいたり、駒谷教授の推薦で奈良女子大学の学生の前でプロジェクトマネジメントをお話させていただくことで認知を広げることができました。いちごをきっかけに業界の外の方達とつながりが広がっており業界の理解を広めるために役立っております。これからもご縁を大切に建設業界でどんどん新しいことに挑戦していきます。

奈良女子大学駒谷教授の講演

これからのビジネスで大切なこと

今回、駒谷教授は「奈良」「美しさ」「AI時代と人材育成」をテーマにご講演されました。奈良綺麗プロジェクトは女性だけでなく男性も参加されています。ビジネスをされている方ばかりですので、これからの時代に意識したビジネスの姿勢についての話は大変勉強になりました。

奈良は日本の始まりであり、国の成り立ちから見ても独特の価値観を築いているので、日本が育んできた風土や国民性を意識したビジネスをつくっていくことが大切とのこと。

AI時代の到来

すでに実際に使われているAIをご紹介いただきました。会議録をつくったり、自動で営業の電話をかけてくれたりと私が思っていた以上にAIは進んでいました。現在の概念がかわるAIの登場により世の中は大きく変わっていきます。自分達の仕事にも影響することがわかりました。

変化する時代の人材育成

これからの時代の中で一番大切なのは「自分らしさ」を大切にすること。今までは画一的な人を育てる方向だったのが、これからは多様性を重んじた人材育成が大切ということに、中村建設の考えと一緒だなと思いました。

中村の挨拶

駒谷教授の講演会のあとは、参加者同志の交流会となります。この交流会の際に中村が

「現在残っている奈良の美しい風景は、初めからずっとそうだったわけではなくて、誰かが作って、壊されたこともあり、いろいろなストーリーがあって今の美しい奈良があります。ここに集まった人たちにもストーリーがあり、そのストーリーが人を惹きつけていきます。ストーリーがない人は次のステップが見えてこない。成り立ちや自分が今まで歩んできたストーリーを考えながらビジネスを組み立てて奈良には綺麗プロジェクトがあるというストーリーを作っていってください。」と挨拶をさせていただきました。