奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。
社長の中村が11月8日から13日まで経済同友会の視察研修でベトナム・カンボジアに訪問しました。今回はレポート第4弾としてカンボジア視察の様子をお送りします。
カンボジアのシェムリアップ州にあるアンコール遺跡に到着しました。その遺跡の一つでアンコール・ワット寺院の北に位置する巨大な城郭都市のアンコール・トム 遺跡は、周囲の遺跡とともに世界遺産に登録されています。
特に中央に建つバイヨン寺院は有名で、実物は迫力がありました。
「アンコール・トム」とは、クメール語で「大きいまち」という意味だそうです。12世紀末から13世紀に ジャヤバルマン7世に作られた王都です。
これほど巨大な石造りの建物は、30km離れたクレン山南東山麓の石を切り出して運ばれたと言われています。ピラミッドもそうですが、巨大な建造物を建てることは、権力者の支配力を見せつけることでもあります。
日本では、鎌倉時代にあたります。マルコポーロは日本のことを「木と紙でできている」と言ったそうです。 釘を使わない特殊な組で建造物を作った日本と、石を切り出し組んで巨大な建造物をつくるカンボジア。そこに多くの職人たちの知恵と工夫がされていることを想像しながら見学をしました。
2014年にNGO団体としてカンボジアの農村部で貧しい生活を送る女性達に対する、自立支援をスタートさせた株式会社NATURAL VALUEの代表吉田氏の話をお聞きしました。
シェムリアップ市内から1時間ほど離れた、ガスも水道もない村で支援をおこなっているため、今回は、ZOOMで登壇。その村で暮らす月収が1万円以下の女性たちに職業と教育を提供しています。
子ども達に対する衛生指導や、学校へ手洗い場の設置、 井戸の設置など「生きる」ために必要なインフラ支援を行い、女性たちにはクメール語の読み書きや、調理や栄養に関する勉強機会を提供。水草のカゴバックの工房を運営しており、そこで女性の就労支援を行なっています。
工房や事業で得た利益は、全額無償のフリースクール「マンゴースクール」に還元されます。子どもたちは、フリースクールでは、家庭環境に左右されることなく、英語やアート、ITなども積極的に学べる環境をつくり、村を担えるリーダーの輩出を目指しています。
ゴールは、支援の必要ない村づくり。
世界で奮闘している日本の女性がいて、その活動や取り組みは、いろいろと考えさせられました。
株式会社NATURAL VALUEのホームページ https://natural-value.com/
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