企業合同インターンシップから：自己分析と職種について

奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設（株）のサチです。

今年も無事に奈良県企業合同インターンシップが終了しました。たくさんの学生さんたちと触れ合う中で、「どんな人が雇用されるのか」という質問をいただきました。

昔は、入りたい会社に自分をあわせていく、会社のブランドありきでしたが、今は、経営者の方達の意見を聞いても「自分の価値観と会社の価値観が会う人に来てほしい」という意見が多いです。

そうなったときに大事なのが、「自分を知ること」。

意外と自分のことってよくわからないものです。今回は奈良県企業合同インターンシップから自己分析についてお話しします。

自分の興味が動くこと

企業合同インターンシップでは、1日目で自己分析を行います。自己分析では、

・今までの経験
・興味を持って取り組んできたこと

などから自分自身がどんなことが好きだと思うのか、または、嫌じゃないのかを考えていきます。

実は、「好き」を見つけることが意外に難しいのです。自分の好きなことが、アイドルのAさんだったとします。そうするとそれって仕事に結びつかないね。という考え方になるわけです。でも、なぜそのAさんが好きなのかを掘り下げていきます。

・ものすごい努力している
・苦労の連続だったけど諦めなかった
・とても気配りの人でどんな人にも謙虚な態度である
・爽やかで朗らか

推しのAさんに抱くイメージは、自分が心地よい、または、こうなりたいというイメージでもあります。

・チャレンジできる場所
・正当な努力が報われる
・風通しがよく、威圧的な人間関係がない
・笑顔でいられる場所

こんな視点で自分を捉えたときに自分が働くイメージがでてくると思います。

・きちんと成果がでるように教育体制が整っている
・人事評価が明確
・イベントが多くて社員さんの顔がみえる
・働いている人の雰囲気がいい

こんなふうに考えていくと、自分がどんなところで、どんなふうに仕事がしたいのかのイメージが出てくると思います。

会社訪問で見ること

企業合同インターンに参加した企業の社長インタビューでは、どの社長コメントも

「会社には理念という目指していく方向がある。自分のやりたいことと、会社の目指す方向性が違う場合は、お互いに不幸なので、その会社で目指す方向と自分のやりたいことの方向性があっているか調べて就職を探してほしい」

とおっしゃっていました。

お互いに合わなかったというのがとても残念な結果を招いてしまうことをよく理解されているので、誰でもいいわけではなくて、お互いが選ぼうというスタンスです。

まずは、自己分析をして、自分自身が大事にしていること、自分がやりたいこと、興味が動くことを明確にしてから、その方向にあう企業を探していくことが重要になります。

今回の奈良県企業合同インターンには、6社の様々な職種の企業が集まりました。その中で「自分の興味が動くところ」で実際にいろいろな体験をしていただくことは、就職という大きな決断をする上でプラスになると思います。これから社会人として踏み出す最初の一歩に向けて、このインターンがよい意味で力になれれば幸せだなと思います。