魅力ある人が育つことを支援！　一般社団法人　和合館工学舎学舎長、東北工業大学名誉教授　今西肇先生

奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設（株）のサチです。

これまでに、2023年6月5日（月）に中村建設株式会社　安全協力会が主催する『Communication Forum 2023開催！業界人の誇りを伝えよう〜すべての建設従事者へ〜』が開催されることをお届けしました。

今回は、このフォーラムで基調講演をしていただく一般社団法人和合館工学舎学舎長、東北工業大学名誉教授今西肇先生を紹介します。

大阪府出身の今西先生のご専門は、プロジェクトマネジメント、地盤工学。趣味は、旅行、音楽鑑賞、読書、日曜大工、おまつり、大韓民国との文化交流と多趣味。2010年4月に東北工業大学教授に着任、退職後は和合館工学舎の学舎長に就任され、地域建設業の災害対応力や技術力向上の支援を行いながら、地域建設業の役割を一人でも多く方に認知していもらうためにご活動されています。

■今西先生の詳しいご経歴はこちら→http://www.ppp-pfi.or.jp/plofile/039.html

一般社団法人和合館工学舎とは

宮城県仙台市にある和合館工学舎は2019年に設立されて4年を迎えました。和合館工学舎が目指す方向は、建設文化の継承、革新、交流、連携、建設文化人の育成です。

人材は魅力

その中でも人材育成は、スキルを向上するためだけでなく、「魅力ある人が育つことを支援する機関」とのこと。人材、人財は単なる労働力ではなく、「魅力」だと今西先生はおっしゃいます。

「人の魅力は組織の利益に直結します。人の魅力はテクノロジーを輝かせ、人の魅力はファンを作りブランドを育てる。建設業も魅力ある人を育てることが成長戦略の一つです。」※和合館工学舎HPの学舎長通信より抜粋

また、和合館工学舎は建設従事者の学びの場となっているほかに、たくさんの人が出会い交流する場となって、一人ひとりの基盤の質を高めることに繋がっています。

■一般社団法人和合館工学舎のHPはこちら→https://wagokan.or.jp/

地域建設業の目指すべき方向性

これからの地域建設業は、従来の「ものづくり」から「ことづくり」へシフトする時期が来ているとのこと。これまで「ことづくり」を担っていた地方自治体の建設系技術職員不足が深刻化する中、高い技術力を持ち、歴史・風土に精通する地元企業が参画することで、地域の課題を解決するだけでなく、さらに地域の持続性にも大きく貢献でき、メリットは少なくないそうです。

夢や魅力ある地域建設業へ移行するために

2022年1月1日の建設通信新聞のインタビューで、『企画する』という発想、行動が重要になってくる。地方自治体と共働でまちづくりの企画段階から携われれば、“地域を経営する”ことをより強く実感できる。地域に貢献したいと考えている若い人たちにとってはこれ以上のやりがいはないと、語っています。

そのためには、施工管理技士などの高い技術力のほかに、政治・経済・社会を踏まえて効果的かつ最適に判断できるシビルエンジニアの育成が必要になると、地域のまちづくり会社としての建設会社の持続可能な活動を支援し、地域の技術者とともに社会の「しあわせ」や「ゆたかさ」を実現するために、ご尽力されています。

■今西先生の最新の寄稿はこちら→https://dwasteinfo2.nies.go.jp/page/page000339.html

■今西先生の学舎長通信はこちら→https://wagokan.or.jp/news/newsletter/

さまざまなご経験からわかりやすく建設業を解説される今西先生のお話しが直接聞けるフォーラムを開催！4年ぶりに懇親会（一部有料）も企画されているので、ぜひ、会場に足を運んでください。

Communication Forum 2023

中村建設株式会社　安全協力会が主催するCommunication Forum 2023は6月5日（月）に開かれます。

第１部では、山崎エリナ氏による基調講演をはじめ、一般社団法人和合館工学舎学舎長　東北工業大学名誉教授今西肇氏による基調講演、第２部の安全大会では、中村建設株式会社　安全衛生総括責任者占部浩二氏による「労働災害の報告義務と企業責任について」、寿建設株式会社（福島県）代表取締役社長森崎英五朗氏による「寿建設の安全管理と改善活動」のお話と充実した内容になっています。

参加費は無料。どなたでもご参加できます。

■詳細はこちら→https://8-nakamura.co.jp/20230502/