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「開発と保存を共存させる」ために県民が立ち上がるとき

奈良県をはじめ関西一円で建設業を営む中村建設(株)のサチです。

弊社代表取締役社長の中村が理事を務める一般社団法人 和合館工学舎の8月発行された『学舎人vol.05』に中村の記事が掲載されています。

■一般社団法人 和合館工学舎のHPはこちら→https://wagokan.or.jp/

「国のまほろば奈良」という地域の特性

「大和は国のまほろば」

平城京に遷都され、1310年が過ぎました。その前の、藤原、飛鳥の時代も共に奈良県に都があり、京都に都が移される前までは奈良が日本の中心であり、「大和は国のまほろば」と言われています。

不安定要素を抱えていた時代

当時、日本自体は不安定な状態で、インフラ面、環境衛生面共に殆ど確率されていない状況であり、政治自体も多くの不安定要素を抱えていました。

文化の発祥の地

それ故に、安定を願いう仏像が多く彫られ、京都とは違い奈良のお寺の殆どで、国宝級の仏像がまつられている所以です。

 

反面、日本酒などに代表されるように現在に息づく日本の文化の殆どが、奈良が発祥と言われています。

日本文化を引き継いでいた歴史

時代の流れの中、先人達の努力で、徐々に国は安定し、最終的に都は京都に移りましたが、それ以降も日本文化を脈々と引き継いでいた歴史が奈良にはあります。

 

絶えることなく、引き継がれてきた大きな要因のひとつに、危機迫る自然災害に見舞われていないと言うことがあります。全くないわけではないのですが、壊滅的な被害の記録はありません。それこそが、国の創生から今までの奈良を語る総てではないでしょうか。

現在の奈良に問われていること

それ故に、守られているという安心感から来るものなのか、現在の奈良は、他地域と異なり、迫り来る危機感というものを県民からあまり感じることはありません。大きな変化を好まないのです。個性がキツい近畿の中で孤立感を感じるときがあります。

 

それは良いことでもあり悪いことでもあるのですが、その特異性を、いかにほかに類をみない個性として発揮し発信していくかが、今の奈良では問われています。

奈良のインフラ整備の現状

以上のように、歴史の重みが大きいが故の良さもありながら、現代にマッチしたインフラの整備が立ち後れていることが人の生活に大きな影響を及ぼしています。

 

古くからの歴史的建造物や街並みが県内各地にあるため、道路整備は大幅に遅れ、全国最下位の整備率です。歴史環境景観保全を重視するため、都市部でも40mを超える建物は認められていません。(一部を除く)

開発か保存か悩み続けてきた奈良

開発か保存かでその時々悩み続けてきたであろう「国のまほろば奈良」。

 

今、「開発と保存を共存させる」という簡単そうで複雑な道を切り開くべく、県民が立ち上がらなければならないと実感しています。

中村建設㈱の紹介

弊社は、今年の12月に創業72年を迎え、街のお世話役として「とりあえずやってみよう!」の精神で日々活動しています。

 

奈良県の特徴は、近畿地方のほぼ中央に位置し、海岸に接しない内陸県で、地形、地質上から見ると吉野川に沿って走る中央構造線により、北部低地と南部吉野山地とに大別でき、人口のほとんどが北部に集中しています。

 

奈良県の魅力は、文化発祥の地と言われ、国宝や世界遺産も数多くある土地であるとともに、大阪や京都などの住宅都市としても発展し、古き良き歴史と現代の街並みが調和しています。

 

このような地域で、先人たちの築いた文化を大切にしながら、未来と上手に融合できるよう、無くてはならない企業としてあり続けたいと願っております。

 

 

奈良・大阪を中心に土木工事、建築工事を行う会社です。
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